口臭の予防、対策/お手入れしましょ

 ■ 口臭の予防、対策 ■

■ 口臭の予防、対策


1:唾液不足を解消しましょう
口臭の大きな原因となっている唾液不足。
唾液には「絶えず口の中を流れて、歯や粘膜の汚物を胃の方へ洗い流し、口腔内を清潔に保つ」という
重要なはたらきがあります。
口内の乾燥は唾液の分泌量が少ない状態で自浄作用が弱くなるため、
口内の細菌が繁殖しやすくなりニオイを発生します。また歯周病や虫歯などにかかりやすくなります。

・普段から水分を多く取り、細菌のエサとなる食べカスを口の中に残さないようにしましょう。

・ガム(キシリトール100%が◎)を噛みましょう。また噛んだガムは捨てずに、口の中に残しておくことで刺激により唾液がさらに分泌されます。

・ストレスは唾液の量を減らしますので、リラックスした生活を心掛けましょう。

・口呼吸している方は意識して口を閉じて鼻で呼吸するようにしましょう。
これだけでも分泌された唾液の乾燥を防ぎ、ニオイの元になる細菌の繁殖を防いでくれます。
こちらの唾液分泌機能促進訓練を実践される事をオススメします。

*コーヒー、紅茶、緑茶は口臭予防効果がありますが、
飲みすぎると食後の唾液の分泌を抑えるので注意しましょう。


2:歯石、歯垢(プラーク)をとる。歯周病、虫歯を治す。
歯石、歯垢は悪臭を放つ細菌の塊です。その数は1mgの歯垢におよそ300種類・10億個もの細菌が棲みついています!さらに、この細菌は通常1日に5回も分裂しながら増えてゆくので、口の中には数千億個もの細菌が棲みついていることになるのです。 (By 薬用リステリンHomePage)

歯石はご自分で完全に除去しきれません。
歯周病、虫歯と共に歯科、口腔外科などの専門医に行って治療しましょう。

毎日の歯垢は正しい歯磨きの方法でしっかり落としましょう。
ポイントを一つ、書いておきます。
歯周病と口臭予防のための歯磨きの、最も効果的なタイミング。
それは、夜寝る前と、朝起きたとき。詳しくは歯みがき教室へ≫

3:舌苔をとる
舌苔は健康体の人でもうっすらと残っているのが正常です。過剰に除去すると味覚障害になったりしますので注意しましょう。
舌苔をとるのは簡単です。水を少し口に含み、舌の表面を口の中の天井に数回こすりつけ水を吐き出します。味やニオイを感じなくなるまで数回繰り返しましょう。
朝(起床時は舌苔が多いです)、食後(舌の上の食べかすが舌苔の栄養源)に洗うと良いでしょう。

4:食べ物・タバコ
ニンニクなどのニオイの強い食べ物は、ニオイのもととなる成分が腸で吸収されて血液に混じり、やがて肺から呼気として出されるため、いくら歯磨きしても口臭は防ぎきれません。
これを防ぐには、ニオイのもととなる成分が吸収される前に、消臭効果のある食べ物(牛乳、レモン、梅干、緑茶など)でニオイを消しましょう。
牛乳のたんぱく質は胃の中でニンニクの臭いのもとアリシンを包み込んでくれますよ 。

タバコを吸うとニコチンやタールが呼気に含まれます。
喫煙習慣と歯周病の相関も統計的に確認されています。

5:生活習慣
消化が悪いと口臭の原因になります。飲みすぎ、食べ過ぎ、ストレスに気をつけて規則正しい生活を送りましょう。

6:緊張した時
緊張した時は水を軽く含むか、無糖のガムを噛む方がいいと思います。
また、緊張時は唾液が少ないので市販歯磨きを使うと界面活性剤の影響で口の中は歯磨き臭くなり、不快を進めてしまうこともあります。

口臭について詳しく知りたい方はほんだ歯科様の口臭解消のヒントを参照される事をオススメします。

口臭予防、対策グッズはこちらから≫

 ■ 口臭のお手入れ ■

食後の口臭を防ぎましょう:

食後はたくさんの唾液があるために、細菌が増殖できません。
(一日の中で最も口腔内の細菌レベルは低いです)

しかし、食べ残しがあると唾液によって分解を受け口腔内は酸性に傾くので虫歯になりやすくなるし口臭を引き起こしやすくなります。
なので食後の歯磨きは、食べのこしを取る事が目的であることを意識しましょう。また、なるべく界面活性剤の影響を残さないために、何もつけないで水と唾液で磨くといいでしょう。

同時に、食べのこしは舌表面にも多く存在するために、食後は舌も磨く必要がありますが、このときに器具は使用せず、食後直ちに水を口に含み舌の表面を口の天井部分にゴシゴシして味や臭気が消失するまで行いましょう。

例外的にネギ類や香辛料などはそれ自体に臭気物質が含まれており口の中に残ってしまった食べカスから直接臭気がする事もあります。

上記の方法のあと、無糖のガムなどをよく噛むと唾液が分泌されて、
さらに効果はあがるでしょう。